2019年07月08日

映画を1本見て寝ようと思ったが...

 土曜日は25:00頃就寝、3:30起床。夜は早めに寝るつもりだった。睡眠時間は3時間ぐらいだったので、黙っててもそうなる。ところが、夕食後すぐに寝てしまうと、仕事だけの土曜日はもったいない。だから、1本ぐらい映画を見ようと思った。

 15時には仕事が終わり、コンビニへ缶ビールとウイスキーの小瓶と炭酸水を買い行った。家飲みすると極端にアルコールに弱くなり、急降下するように眠りへ落ちる。しかもアルコール摂取は久しぶりで、映画は最後まで見られるだろうか。

 夕食後すぐに、お約束のリュック・ベッソンの『96時間』(2009)を見た。
 ストーリーは、フランスで誘拐された娘を、元CIA工作員の父親が警察の手を借りずに、人身売買の組織から助け出す。タイムリミットである『96時間』の出来事を『2時間7分』のノンストップアクションで描く。父親と思春期の娘との関係や背景は今ひとつだったが、とにかく元CIA工作員の父親は強かった。しかも、誘拐に関わる人たちを何人も殺害した。助けだされた娘のセリフで「パパ、来てくれたのね」や、父親に対して何のお咎めもないことは映画ならではと分かっているが、ちょっと笑えた。そんな感想は無粋だろうか。

 主役のリーアム・ニーソンはどこかで見た覚えが。そうそう、それから9年後の作品で、7月1日に見た『ザ・シークレットマン』の主人公である、FBI副長官フェルト(内部告発者)を演じていた。

 ビールとハイボールを飲んで目が覚めることはない。特に家飲みすると缶ビール1本ですぐに寝てしまう。しかも睡眠時間が少なかった。そんな状況で『96時間』はしっかり最後まで見てしまった。つまり、結果論だが面白かったのか。 

 夕食後早い時間から映画を見た。なぜ睡魔が襲ってこないのか。まさかだったが、もう1本見ることになった。予定外(予定ではすでに夢心地)だったが、CIA関連の映画以外を。そこで、プライム・ビデオで「コメディ」を検索すると、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013 R18+)があった。主演はレオナルド・ディカプリオ。この映画を見る決め手となっとのは、監督のマーティン・スコセッシだった。あの『タイタニック』のレオ様と言われているレオナルド・ディカプリオと、暴力描写の多いマーティン・スコセッシ監督がどんなコメディ?とても不思議に思った。

 マーティン・スコセッシ監督の作品は、『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『ヒューゴの不思議な発明』『沈黙-サイレンス-』などを見ていて、いったいどんなコメディを?




 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のストーリーを一言でいうと、常識外れ(セックス・ドラッグ・マネー)のとんでもない映画で、上映時間も3時間と並外れている。

 話は1987年、ブラックマンデーの頃から始まる。
 22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は学歴もコネも経験もなかったが、巧みな話術で瞬く間に伸し上がっていく。26歳で証券会社を設立。ジョーダンは年収4900万ドルを稼ぐようになり、「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになった。彼はクズ株を短期的にバブリーな状況をつくり、株価を高値に操り、手持ちの株を売り捌く。

 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、ジョーダンが億万長者に上り詰めるも、証券詐欺の違法行為で逮捕されるまでの10年間を、ベルフォート自身がつづった、回想録『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』を原作として、マーティン・スコセッシ監督が映像化したものだ。
 
 マーティン・スコセッシ監督の得意とする暴力描写も凄いが、この映画も凄いというか狂っている。これが実話だとすれば、現実は間違いなくもっと過激だ。なぜ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を無批判に、とんでもない映画をつくったのか。そして、僕はこの映画を3時間も見続け楽しんだのか。

 感想を上手くまとめることはできないが、
 ジョーダン・ベルフォートの約10年間の、光と闇。上半身と下半身。成功と破綻。つまり、喜劇と悲劇が混在し、人生での、低俗で滑稽なバカ笑いと真摯に向き合うことで涙を流す。僕らの人生で共通点に気付き、何か学べることはあるのだろうか。

 僕は思う。相反する一方の価値感だけを優先させることは、一か八かに等しく想像力が乏しい。想像力とは、もともとは自分の身を危険から守るためにできた力らしい。

 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見て
 そんなことを感じた。

posted by トモ兄 at 00:45| 東京 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする