10月1日、東京がGo To トラベルキャンペーンに適応されたその日に、旅行サイトで元湯環翠楼を予約。日程は11月15日(日)・16日(月)夫婦で1泊2日。箱根登山電車「塔ノ沢」駅周辺を楽しむ。
今年になって初めての美術館見学と旅行で、箱根極楽温泉ツアーと銘打ってプランを考えた。この旅行の最大の目的は、箱根ガラスの美術館見学・フュージング体験と、登録有形文化財・元湯環翠楼に宿泊し「非日常的な体験」を楽しむ。と書くと堅苦しくなるが、要は温泉で骨休めする。また、せっかくなので美術館にも足を延ばそうということ。
11月第12日(木)は、クライアントの展示会がビッグサイトであり見学。通常は金曜日で終了するが、仕事は土曜日の夕方まで掛かった。夕食後、社会人のためのデータサイエンス演習の最終課題をクリア。翌11月15日(日)、5時に起床し、自宅最寄り駅を6時24分に出発し、Go To Travelを活用した旅が始まった。まずは小田急「新宿」駅へ...
◎1日目は
箱根ガラスの美術館は、強羅駅から箱根登山バスに乗車し約20分。途中ポーラ美術館があり、ここは3年前に訪ねた。周辺には箱根美術館、星の王子さまミュージアム、箱根ラリック美術館などこのエリアには美術館が集中している。
箱根ガラスの森美術館は、緑豊かな箱根仙石原にある日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館で、ガラスの持つ透明感と輝きは、とても美しかった。 箱根ガラスの美術館は庭園になっていて、様々な施設がコンパクトに配置され、イベントや様々な体験も用意されている。
施設は、ヴェネチアン・グラス美術館、現代ガラス美術館で展示品を見学。ガラスの体験工房では、フュージング体験工房でオリジナルアクセサリーをつくった。ミュージアムショップではお土産を購入し、カフェ・レストランでは、目の前で馬頭琴の演奏を聴きながら昼食。箱根ガラスの美術館では至福のときを過ごした。
日本初のフランス式整型庭園で、様々な花が植えられており、花の名所でもある。いまは紅葉と芒の季節だが、まさか10月桜が咲いているとは。
また、当初は箱根ガラスの美術館に4時間の予定だったが、1時間切り上げて強羅公園へ向かった。
登録有形文化財・元湯環翠楼は、歴史に生きづく宿で、その歴史は江戸時代まで遡る。皇女和宮は江戸幕府第14代将軍・徳川家茂の正室。家茂の死後、和宮は落飾し号を静寛院宮と改めた。32歳という若さであったが、病気療養のためにご登楼され、塔ノ沢の地で薨去。天璋院は、和宮終焉の地となった環翠楼を訪ね、流れる早川を眺めながら、亡き和宮を想い号泣されたと言われている。また、伊藤博文[環翠楼を命名]から夏目漱石や島崎藤村をはじめとする文学者まで、この場所を愛し定宿した。
環翠楼の建物は、大正8年環翠楼建設から100周年を迎え、国内でも数少ない木造による高層建築であり、国の登録有形文化財にも指定されている。
館内やお部屋は、何から何までが撮影スポットでお見事としかいいようがなかった。
早川の心地よいせせらぎを聴きながら食事をとった。昔の早川は現在よりも急流で、川音も大きかったため、当時の楼主で塔ノ沢村の戸長でもあった中田暢平が主導し、川に流れ止めの柵(しがらみ)を掛け、水流を和らげる工夫をしたそうだ。 食事は懐石風料理でお部屋でいただく。お風呂は源泉掛け流しで、大正風呂・露天風呂・内風呂にも入った。また、お部屋は山側と渓流側の両方に面した角部屋で、お庭に出れば、早川に沿う遊歩道(環翠楼の敷地内)があり散策も楽しんだ。山側は開口部は坪庭に面していて、内窓は雪見障子になっている。
posted by トモ兄 at 14:31| 東京 ☀|
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