2008年09月19日

もしかして、ミラクルかも。_2(長文失礼)

今週の日曜日、東京○○区の団体戦に参加。いつもなら3チーム出場するが、今回は1チーム。その影響もあって、6名でチームを組むことになった。
この試合は○○区の公式戦だが、春秋団体戦(入れ替え戦)と違って、たとえ最下位になっても落ちることはないし、また、次のトーナメントが用意されていて楽しくできる。

たとえば、試合形式は、W/W/S/S/Sの、2ダブルス3シングルス方式で予選リーグを行うが、組み合わせは抽選で能力別でないから、とんでもなく強いチームに当たる可能性がある。しかし、いつもの変わりばえしない人たちと、試合することを考えると、とても刺激的でスリリングともいえる。
その結果、順位が決まり、2部(1・2位/3・4位)に分け、本来の能力別で決勝トーナメントを行う。予選リーグで全く勝てなかったチームも下位トーナメントでは、優勝を目指すこともできる。

また、僕らのチーム名は「(水戸)黄門ちゃま」で、名称はかなりふざけている。みんながチャンバラのファンではないが、おそらく、個性的な登場人物のキャラクターをチームの人に当てはめ、楽しもうということだろう。メンバーの平均年齢は55歳ぐらで、試合は当たり前だが真剣に戦った。

問題の成績は、団体リーグ戦で一生懸命戦い3位。それから、3・4位決勝トーナメントで、とてもハッピーなことが起こった。

僕の役柄は、監督コーチ兼選手(エース)。
僕はクラブメンバーと10年ぐらいの付き合いがあり、クラブ練習ではコーチングもしている。基本的には卓球を楽しむためにしているので、あまり厳しいアドバイスとか何度いってもできないことに腹を立てることはない。練習&ノミニケーションで楽しんでいる。
ところが、決勝トーナメントでは僕の性格が全く変わってしまった。なぜなら、優勝できるかもしれないと思ったからだ。

結論からいうと、優勝した。僕はミラクルだと思っている。
これが団体戦の醍醐味かもしれない。


試合での厳しい指示は、“丁寧な”プレーだった。
彼らは厳しい試合を勝ち抜いて優勝した経験がまだない。だから、どしても諦めプレーが雑になり、勝てる試合も負けてしまう。また、よくいうと次に活かそうとするが、雑であったり観察力がないと、反省するにしてもリソース(記憶としての情報資源)がない。そのため次に活かせない。勝てるチャンスがあるときは、その時に勝たないと永遠に勝てない。

“丁寧な”プレーとは、ボールをよく見ることから始まり、無茶打ちをしなこと。考えて試合をすること。
特に無茶打ちをしたら、年長者であろうが関係なくガンガン厳しくアドバイスした。
よく考えろというと、勘違いする。プレー中に、つまりラケットを振っている最中にも考えると思ってしまう。考えるという行為は、サーブやレシーブの動作をする瞬間までのことで、自分のテクニック等をいかに組み合わせて、ポイントを効率・効果的に取るための手順を考えることで、その後の動作は、感覚的な行為になり、無意識に近い状態になる。

僕は予選リーグ戦から、やかましくアドバイスをした。
彼らとは、初めて団体戦のメンバーを組み身近で試合を見た。アドバイスは、練習よりも試合のときが効果的だ。なぜなら、試合は練習と違い応用問題の連続で、対応できるようになると成長する可能性が高くなる。いろいろなアドバイスしたが、結局“丁寧な”プレーを強く求めた。その結果、優勝というとんでもない「お負け」が、ついてきたのだと思う。


そして、もう一つラッキーなことがあった。
決勝戦のオーダーが見事に当たった。

僕はいままでシングルスはラストだった。3回ラストの僕にまわり3回とも勝った。しかし、決勝戦では、初めてオーダーを4番に変更した。
僕らの年齢は55歳ぐらいで、対戦相手チームの年齢は40歳ぐらい、能力的にもワンランク上だった。つまり、どう見ても、まともなオーダーでは勝てそうになかった。
しかし、唯一勝てる方法があった。その作戦とは、エース同士があたらないようにオーダーを組むこと。つまり、2勝2敗に持ち込み、最後の一人に賭けること。

また、僕が4番手になることで、優勝とラスト勝負に回せる可能性がでてくる。僕が4番手であると可能性として2勝1負か1勝2負で回ってくる。
また間違いなく対戦相手のエースは1番WとラストSにでる。そうなってくると、3番・4番手が勝負になる。僕は3番手に、チーム最年長者のイボ高カットマンを指名した。彼は大物喰いすることがある。3・4位トーナメントでも決勝戦まで上がってくるチームは強い、だから能力的に他メンバーでは勝てない。可能性があるのは、意外性がある年長者のイボ高カットマンだと思った。だから、僕は彼に賭けた。

決勝戦の「(水戸)黄門ちゃま」オーダーは、
1番W、2番W(トモ兄)、3番Sカットマン、4番Sトモ兄、
5番S。

相手チームのオーダーは、
1番W(エース)、2番W、3番S、4番S、5番S(エース)。

試合のオーダーも流れも予想通りになった。
Wは1勝1負で、最年長者の3番手は期待に応え、若いお兄ーちゃんを見事に翻弄し勝った。これで。2勝1敗。

4番の僕が勝てば優勝。もう理屈よりも気合いしかない。久しぶりに声をだし、多少のオーバーアクションもした。試合ではほとんど先手を取れた。珍しく台上ドライブもできた。相手は右表ペンの選手でちょと強かった。フォアもショートもナックルで返球する。そんな球種のボールをトップスピンとかスマッシュができた。
まさかの優勝がそこにある。もう必死になって戦い、3-0で勝利。
結局、チームは3対1で勝ちで優勝した。

決勝戦のオーダーは、そんなに特殊な作戦でないが、僅かなチャンスをものにし優勝した。最も嬉しかったことは、少ないチャンスをみんなで協力し勝ち取ったことだった。
僕らのメンバーは、40とか50歳になってから卓球を始めたひとが3名いた。それから約10年ぐらい立ってからの試合。
つまり、優勝できたことは、ほとんどミラクルに近い。

強いから優勝できたのだと思わない。勝てそうな試合でなく、勝てそうでない試合にたまたま勝った。つまり、“丁寧な”プレーに徹したことで、相手が勝ちを取りこぼした。だから、勝てたがそれでも価値ある最高の勝ちなのだ。精一杯の勝ちなのだ。

いつもと違う、ほんとの祝勝会があった。
僕は、目の縁が真っ黒になり声もかすれていた。しかも、テーブルの下では、攣った太ももをひたすら揉み続けていた。
「(水戸)黄門ちゃま」のメンバーには、記憶に残る試合であったに違いない。

ほんと疲れたが、とても幸せだった。
みんなに(^_^)/□☆□\ (^_^ )


posted by トモ兄 at 00:03| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 卓球ヘボコーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記憶に残る試合。しかも、チーム全員が共通の喜びを持って思い出として語り合える。素晴らしいです。本当におめでとうございます。

オーダーが当たって、個々の力が発揮できての優勝。団体戦の醍醐味を感じる決勝戦の日記でした。読んでいて、トモ兄さんのにこやかだけれど厳しいアドバイス姿や、決勝のゲームでの台上ドライブ&後方からの飛び込んでのドライブが目に浮かびました。

「丁寧な」卓球、心に刻んで10月の団体戦に臨みます。
Posted by at 2008年09月19日 10:20
アドバイスは、厳しいどことかほとんどイジメに近かったです。ところが、皆さん人生経験が豊富というか、いわれるとこそこそと言い返します。ここの部分もラッキーでした。
もし言い返さなければ、君とはもう卓球を一緒にやりたくない。
それほどのことをいってました。
内容は、“丁寧な”プレーだったのですが。つまり、できないんです。だから本当はキレマクっていました。

しかし、結果的には勝ち負けは抜きにして“丁寧な”プレーをできるように努力していました。

あるひとは、ぶつぶついいながら強くなりました。
あるひとは、“丁寧な”プレーが遅いプレーになり弱くなりました。
あるひとは、完全に調子を崩しました。
あるひとは、ダブルスしか出しませんでした。

ところが、みんな要所要所で勝っています。全敗のひとはいません。試合は決勝戦だけでなく、予選リーグも含めて7回試合しています。だから、みんな必死になって“丁寧な”プレーをしたことで勝ち取った優勝です。

普段はおとなしいので、
今度は僕が、なんだかんだといわれそうな気がします。
その時は、こそこそと言い返します。

>「丁寧な」卓球、心に刻んで10月の団体戦に臨みます。

○○さん、団体戦、頑張ってください。
Posted by トモ兄 at 2008年09月19日 13:31
10月のS区の団体戦、目標の4部残留を果たしました。団体戦の脅威である年齢の違う若い相手との対戦で、上記のトモ兄さんのアドバイスを思い出しました。チームはリーグ3位でしたが、お蔭様でシングルスは全勝しました。

10〜15歳近く年下のプレーヤーに勝つためには、力やスピードでの勝負は出来ません。細やかな気配りやトモ兄さんのおっしゃる「丁寧」な卓球が、どうしても必要です。相手の攻めのパターンや癖を読んで、そこに自分の出来る技で勝機を掴んでいく。
そんな戦い方が出来たのは、「丁寧さ」を気をつけてプレーした成果かもしれません。

いつも、心に残る言葉をありがとうございます。丁寧が弱気にならないように気を付けつつ今後も試合に臨んでいきます。

一言御礼まで。
Posted by トビ at 2008年10月21日 23:09
>自分の出来る技で勝機を掴んでいく。

上記の言葉は結論だと思います。
できる技はその人その人で全く違いますが、
持てる力で、精一杯戦うことです。

目標の4部残留、よかったですね!

Posted by トモ兄 at 2008年10月22日 16:17
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