2008年10月16日

隠れファンとして、次回は?_2

>「大琳派展」ー継承と変奏ーも同博物館で、たぶん見ます。

クライアントに納品をすませ、その足で東京国立博物館・平成館に立ち寄りました。

尾形光琳生誕350周年記念「大琳派展」ー継承と変奏ー 
2008年10月7日(火)〜11月16日(日)
東京国立博物館・平成館[上野公園]で開催。

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[展覧会公式ホームページ]
 http://www.rinpa2008.jp/


やっぱり本物はいいですネ。

見ればわかる。のひと言につきます。


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館内で「BRUTUS・琳派って誰?」と「もっと知りたい俵屋宗達」を購入。
あとでゆっくり読もうと思っています。

BRUTUS (ブルータス) 2008年 10/15号 [雑誌]
もっと知りたい俵屋宗達―生涯と作品
(アート・ビギナーズ・コレクション)


家に戻ったのは夕方で、ブログを書き始めたらすぐに夕食の時間に。それから、焼酎を飲みながらワールドカップ最終予選をテレビで観戦し応援した。同点で終了したことは覚えている。負けなくてよかったなとホットし、だんだん気持ちよくなり意識が遠のいた。気がついたのは午前3時だった。



それから、「BRUTUS・琳派って誰?」を読み始めた。
「見ればわかる」というキャッチコピー(大見出し)が。同じだとか、そうそうと思いつつ、絵柄は尾形光琳「紅白梅図屏風」で、本物をまだ見てないな。起きたばかりの朦朧とした頭で、なぜか方言で「絶対に見らんばいけんとばい」と思った。

少しずつ思い出してきた。
光悦謡本(上製本)「俊寛」「殺生石」「千手重衡」「盛久」の展示があり、この装丁の意匠と色調がまた素晴らしかった。
色替わり異装本というらしい。
本を見開くと左右の2ページがある。その左右の色調が違っていて、意匠は左右をまたぐように描かれている。そこに達筆で文字がのる。この謡本を制作した、光悦がとても優れたアートデレクターであることがよくわかる。

一般的に琳派キラキラのイメージがあるが、光悦謡本の料紙の色調は、その意匠とミックスされ、微妙な柔らいい色調になっている。屏風などとはまた違った優雅な趣があった。

「大琳派展」は、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一が継承し変奏する。
BRUTUSによるとその続きがある。これがまた興味深い。
その継承者は、会田誠と田中一光という。
会田誠の「美しい旗」(作品参考:BRUTUS 2002年9月1日号「日本美術? 現代アート?」ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ)は、たとえば、「風神雷神図屏風」や「紅白梅図屏風」の左右対比の構図に影響を受けているかもしれない。また、「群像図’97」は「燕子花図屏風」の反復の美しさの影響を受けているかもしれない。
もともと琳派は狩野派と違って血縁関係も面識もない。そこには尊敬に裏打ちされた「真似る」→「学ぶ」→「さらなる「展開(変奏)」がある。そういった意味でBRUTUSの提案は面白い。但し、会田誠にそいった私淑関係の想いがあるのか?

田中一光は、何となくわかるような気がする。
伝統と西洋のモダンの統合を日本的オリジナルで創造した人。
僕も田中一光は尊敬していて著書をもっているが、琳派の影響を受けていたかもしれないとは考えもつかなかった。また、同様に尊敬する細谷厳も琳派の図柄をモチーフしているような制作物もあった。

真似ることについて、琳派ではその出典がハッキリしている。
日本文化は伝統的に、もとの作者への感謝と尊敬の念をもって真似、学ぶ。そして発展させてきた。
あと云十年たつと、田中一光と会田誠が、20世紀の、21世紀の琳派の継承者に組み込まれるかもしれない。

琳派大ファンにとって、ほんとにありがたいことだと思う。
posted by トモ兄 at 18:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ハート(トランプ)アフィリエイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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