2009年05月06日

奇跡のリンゴ読書感想文_2

リンゴ*.jpg

 木村は、思いつく限りすべてのことを試してみたが、何にひとついい結果は得られなかった。万策尽きた。この無謀な無農薬によるリンゴ栽培に終止符を打つため、自分自身の命と引きかえにしようとし岩木山へ登った。ところが、リンゴの木と同様に、木村の命が死にかけたときに、まるで魔法の木のようなリンゴの木を見た。探し続けた答えをついに発見したのだ。

 リンゴの花を見るのは、無農薬栽培を始めてから8年目の春だった。リンゴの木は半分近くが枯れてしまい、その中の1本に7個の花を咲かせた。その7つのうち二つが実をつけた。そして9年目、畑一面に白いリンゴの花が咲いた。

 木村の口癖である

「バカになればいい」とは、


 人が生きていくためには、経験や知識を積み重ねることが必要だ。だから、経験や知識のない人を、世の中の人はバカにする。しかし、新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ。つまり、木村は、ようやくし経験や知識など何の役にも立たない世界に挑んでいることを知った。

 木村は、無農薬でリンゴを栽培することが、天命だと思った。自分が諦めるということは、人類が諦めることなのだと思った。木村はいつしかその夢を実現するためだけに生きていた。木村の笑顔には屈託がない。しかし、彼の笑顔の向こう側には壮絶な戦いがあった。




奇跡のリンゴ読書感想文_1

posted by トモ兄 at 17:16| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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