2009年08月02日

暇なので、「構造主義」について


内田樹著『寝ながら学べる構造主義』


 この本は、右サイドバーのアマゾンお買い得の本(ビジネスマンによく読まれている書籍)で知った。そして、なか見!検索があるので読んでみた。

 まえがきに、「人間はどういうふうにものを考え、
        感じ、行動するのか」があった。
 僕は、「自分はどういうふうにものを考えているのか」
     と思ったことがあった。

 そういう意味でとても興味があった。
 ある講座を受講した。当時は発想法を知ることで仕事に役立てたかった。その頃に覚えた発想方法の文法というか用語は、「システム・差異・効果…」
 その用語は構造主義特有で、「問題の立て方」や発想法も、構造主義そのものだそうだ。僕が生きている時代は、思想史的な区別で「ポスト構造主義の時代」と呼ばれている。

 また、内田樹著『寝ながら学べる構造主義』は、その思想史を概観し、構造主義特有の用語にみんなが飽きる時がやってくる。それが構造主義の時代が終わるときだという。
 本書は、そのような構造主義の時代の「終わりの始まり」を示す兆候のひとつとして思ってもらえばよいそうだ。

 それともうひとつの予兆として、システムの行き詰まり。
システムは一般的に、お互いに関係し合う部分の総体で、3つの要素があると言われている。ハーモニー効果を創りだす創発性。関係し合う部分もまた小さな部分で成り立っている階層性。システムの各部分はコミュニケーション&コントロールされていること。

 システムは人がつくった知的な構造物で有意に働く。はずだったが、昨今の巨大組織はボロボロのような感じがする。
百年に一度の経済危機や年金システムも例外ではない。
ある作家は、ある宗教団体はなぜ蛮行を止められなかったかを書いた。その原因を「システム」とした。「システム」は人としての想像力の欠如を招くことがある。そして同じ過ちを繰り返さないためにも、考えることのきっかけをつくる。
 こんな現象も、構造主義の時代の「終わりの始まり」を示す兆候かもしれない。

 構造主義の時代が終わる前に、もう少し知りたかったのは、
「自分はどういうふうにものを考えているのか」とイコール関係にある。だから、寝ながら再読している。


posted by トモ兄 at 17:58| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ハート(トランプ)アフィリエイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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