2012年07月20日

誰の愚行?


 今日(7月19日)の天声人語は素晴らしかった。しかしそれにしては幸福感が全くない。心が動いたのは、悲しいかな原発をギャンブル扱いする、愚行に対してだった。

 制御不能になる安心安全といわれてたシステムを、人知の及ばぬ地異にさらし、その上、活断層ひしめく日本列島に原発が林立。コラムニストは、この状況をギャンブルに喩える。負けて目覚めぬ者は身を滅ぼす。それでも、福島に懲りず国土を賭け儲けようとする行為は、愚行である。そして、この賭けはあまりにも犠牲が大きすぎる。

 最近、気になっていることがある。
それは、ターリ・シャーロット: 楽観主義バイアスだ。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/tali_sharot_the_optimism_bias.html

 楽観主義バイアスとは、認知的錯覚の一種で、好ましい出来事が起きる確率を過大評価し、好ましくない出来事が起きる確率を過小評価する、傾向に偏らせる作用のこと。この楽観主義バイアスは多くの利点もあるが同時に危険でもある。

 特に気になっていることは、楽観主義バイアスという認知的錯覚の一種で、視覚の錯覚と同じように、理解できても錯覚は消えることはない。そして、非現実的な楽観主義はリスクの高い行動を引き起こすこと。

 >国土を賭け儲けようとする行為は、愚行である。
は、非現実的な楽観主義の結果だと思えます。
つまり、リスクの高い行為(愚行)です。

 楽観主義の危険から自分たちを守るためには、認知的錯覚の幻想が壊れないことを理解し、異なる現実を想像すること。また、その現実が可能であると信じること。そして、計画通りに行かなかった時にも備えることだそうです。

 誰の愚行なのか。それは、非現実的な楽観主義の人たち。

posted by トモ兄 at 01:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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