2012年10月16日

管理組合物語 パート_2〔強制退去)


 管理組合の臨時総会がある。

 議題でもっとも注目すべきことは、大規模修繕に伴い、管理費や修繕積立金の高額滞納者に対する少額訴訟についてだ。そのために、管理組合の理事会及び理事長の必要な権限拡大強化と訴訟等費用について、議決が行われる。

 また、大規模修繕コンサルタント選定理由についての説明がある。いよいよ大規模修繕が具体的にスタートする。

 この大変重い議案が承認されると、理事会の権限により高額滞納者に対する少額訴訟が行われる。そして、大規模修繕コンサルタントの設計監理に対して、修繕積み立て金を取り崩し順次支払いが始まる。施工会社が選定されると同様に大規模修繕工事費も支払われ、管理組合の責任に於いて順次決済も行われる。

 一般的な大規模修繕工事の流れであると思うが、管理組合の別組織である大規模修繕委員会は、無関心な住民が多い中、よくここまで頑張ってくれたと思う。感謝しなければならない。

 しかし、近い将来に待ち受ける問題も先に考えていた方が良いと思う。転ばぬ先の杖だ。

 実際に、大規模修繕等に関するコンサルタント会社選定から工事終了までの期間は約18ヶ月間かかるそうだ。
 最も大きな問題は、この専門的で複雑な件に管理会社が全く関わっていないこと。そんなバカなであるが、ほとんど自主管理に近い。また、管理規約で管理組合理事会監事の任期は1年間限定の輪番制を取っていて、来年には理事会のメンバーが替わってしまう。
 つまり、翌年は、管理組合の会議に顔もださなかった無関心の人たちが、いきなり大規模修繕等に関する交渉や決済を行う。通年の出来事であるが、今回は例外というべき時期で、とても心配だし危険だと思う。
 何とか、現在の管理組合の任期をもう1年延ばせないものか。緊急提案をしてみようかとも思っている。

 最近回りで、何件かの大規模修繕が完了した。この地域で再開発はないが、舎人ライナーという新交通システムができるということで、その沿線沿いには、同時期に多くのマンションができた。つまり同築年数のマンションが多く、大規模修繕が行われていることが多い。

 こういう状況で、現実にどう管理費や修繕積立金の高額滞納者に対処したかが耳に入ってくる。
 たとえば、大規模修繕が完成してから退去する住民もいる。次の住まいが見つからないらしい。
 このことについて詳細は分からないが、おそらく強制退去命令がでてからも長く居座っているので、住宅ローンは返済されていると思われる。最近は3ヶ月住宅ローンを滞納すると競売にかけられるケースもあると聞いている。だから、退去しなければならなくなった理由は、管理費や修繕積立金の高額延滞だということになる。 

 つまり、簡単にいってしまえばマンションの区分所有者として不適格者だった。

 ローン返済ができていても、退去しなければならない。悪気はないと思うのでお気の毒だが、だらしなくもある。どうしても難しかったのか。
 我がマンションでも、そういう人が何人かでる可能性がある。こんなに厳しい経済状況下では何があるかわからない。明日は我が身でもある。一生懸命に生きるしかない。

posted by トモ兄 at 16:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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