2012年11月25日

ラジオに思うこと


 犬の散歩で日馬富士の3敗目を知った。プロ野球の巨人戦が聞こえてきたこともあった。それがどうしたの?ということになるが、最近はラジオをほとんどPCで聞いている。だから、公園で聞こえてきた携帯ラジオは意外だった。
 色や匂いには、記憶を呼び起こす効果があると言うが、雑音混じりのラジオの音にも同様のことが起こった。

 何を思いだしたかというと、漠然としているが、滝田ゆうや西岸良平の「昭和の古きよき時代」の風景だった。
 
 相撲の放送を聞いたのは、高圧電線が通っている細長い公園での出来事。身なりがきちんとした老人が、右手には老犬のリードを持ち、左手に携帯ラジオを持っていた。静かな公園で急に「のこった、のこった」の音が響いた。相撲は好きなので耳をそばだて、日馬富士ガンバレと応援したが、思わずあぁ残念!とつぶやいてしまった。

 野球の放送を聞いたのは、区画整理で作られた公園の道沿いでの出来事。自転車に乗った職工さんが通りがかり、ラジオはつけっぱなしで、その音はどんどん遠ざかった。野球ファンなのだろう。家に着くまでのわずかな時間でさえも聞き逃したくないのか。たぶん、さっと風呂で汗を流し、一杯やりながらテレビでその続きを観戦するのだろう。

 こんな風景が、東京の端っこの夕方にはまだあった。

 犬と散歩しながら、滝田ゆうが描いた犬が電信柱におしっこをかけたシーンを思い出した。そこにはなぜだか、吹き出しの中に意味不明な工事用のスコップがあった。

 スマホで、そんなことは感じないだろうな…

posted by トモ兄 at 14:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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