2013年03月04日
今日の俳句読本 雛納め(ひなおさめ)
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雛仕舞ふ孫に教へてねんごろに
小泉 はつゑ
季題・雛納め(ひなおさめ)
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発行人:西国山人
発行所:「まぐまぐ!」http://www.mag2.com/
今日の句想/旬感
しまうって 「仕舞ふ」って書くんだ
なぜ 舞うのかが気になった
同じような疑問を持った人がいて
能楽の「仕舞」の関連について質問があった
答えは「しまう・しまい」と全く関連がないそうだ
お雛様とは離れる
質問した人は世阿弥の「風姿花伝」をイメージしている
「風姿花伝」は世阿弥が芸のため家のために遺した秘伝で
一子相伝といわれている
誰かに聞いた話
一子相伝とは 我が子の命を守る重要な教えでもあった
命のやりとりを常とする武将にとって
能楽やお茶を嗜むことは癒やしや寛ぎの時
そんな時に「仕舞った」は許されない
「仕舞ふ」は入れ物などの中に納めかたづけること
孫に教へてねんごろに
雛人形は子供の身代わりに 事故や病気から守ってくれる
孫の健やかな成長を願う
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