2014年05月14日
今日の俳句読本 若葉
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あらたふと青葉若葉の日の光 松尾芭蕉
季題・若葉(日の光は日射しと日光東照宮を掛けてある)
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発行人:西国山人
発行所:「まぐまぐ!」http://www.mag2.com/
今日の句想/旬感
芭蕉は陰暦三月二十七日に江戸を出発
陰暦四月一日(陽暦では五月十九日)に
日光山のお社に参詣する
そこで
五月の青葉若葉に降り注ぐ日の光が
とても尊く輝いて見えた
ここは 三代将軍家光が家康を祀るために建てた
荘厳な建物と華麗な装飾の日光東照宮
遠い昔 ここは二荒山(にこうさん)といったが
弘法大師は 日光と改めた
いまは このご威光は天下泰平に降り注ぐ
芭蕉は 徳川家の威勢を見て
なんと畏れ多いことか
それ以上のことを述べることは 控えることにした
そうか それ以上は 見ざる、聞かざる、言わざる、か
三猿の教え
芭蕉は 心落ち着かなかった
難しいことは分からないが
僕は 薫風を楽しむ
あぁ 感謝
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