2015年01月19日

平成26年度 全日本卓球選手権大会ヘボコーチ観戦記


 9時10分頃、千駄ヶ谷の駅の改札をでてすぐにコンビニに向かった。お昼は何を食べようかな。そんなときに前にいた女子選手がとても気になった。背中に長崎女子商業。だんだん気になりだしムズムズしてきて、コンビニを出た瞬間に声をかけた。当然だと思うが、変なおじさんという顔をされた。しかし、めげずに15秒ぐらいで僕のことを説明した。すると、側にいた男性(監督)が丁寧に応じてくれた。
 
 聞きたかったのは僕の出身校の話しで、昔々インターハイに(たぶん)6年連続団体戦や個人戦も優勝で出場を果たした学校だった。現在はどうなっているかを尋ねたかった。

 その答えはショッキングだった。
男子は、卓球部員が集まらず団体戦に出場できないそうだ。低迷というより存続の危機ではないだろうか。
 女子は団体戦でベスト4の位置にいるらしい。
 僕がいた時の女子コーチがまだ頑張っているらしい。
 そのコーチは、一枚ラーバーで両ハンドを振った。しかもオールランドでどこの位置でも卓球ができた。そして、僕によく練習をつけてくれた。個人的にも可愛がってくれた。そんなことを懐かしく思い出した。

 そんなことで、今回の全日本卓球選手権大会ヘボコーチの感想は終わりですでは不味いが、ヘボコーチ的には印象的な試合が少なかった。実はこれが本音。しかし、若干の感想を。



 ただし、これだけは言える。
 水谷隼と石川佳純の努力に、継続は「金」!

 3年間の個人戦ベスト4を調べてみた。3回連続は水谷隼と石川佳純。2回は丹羽孝希と福原愛で、後は努力不足とクールに考えるのか、有望な新人が続々と登場したと考えるのか。

 水谷隼は準決勝・決勝は圧勝だった。
 場内での水谷隼の紹介が面白かった、初めてパパになっての全日本です。そんなの関係ない。

 準決勝戦は岸川聖也
岸川聖也との試合は何回も見ていて、僕は唯一水谷隼が負けるかもしれない選手は岸川だと思っていた。実際に水谷隼は奇跡的な大逆転で勝ったり、また負けたこともあった。
 その理由は、岸川にマジシャンといわれている水谷のサーブが効かなく優位に展開ができない。また、バックハンドの攻撃力は水谷隼を凌ぐ。とことが、あっさりと4-0で終わってしまった。
※岸川聖也は何て感じがいい選手だろう。負けてしまった悔しさの中で、卓球ファンにサインや携帯撮影に長時間応じた。
彼は青森山田が君臨する卓球の世界で、唯一3年連続青森山田を凌いで優勝した希有な選手なのだ。表情に乏しいが、ほんと素晴らしい選手だ。

 決勝戦 対神巧也
神巧也を初めて観戦した。大矢英俊以来の大声大袈裟大物食い。この3大はとても好感が持てる。世界で活躍している選手に向かって行く姿は素晴らしい。ドライブの威力は日本1位ではないだろうか。しかし、水谷隼は壁になった。
 水谷隼は、なぜあんなにコースを読める対応力に優れているのだろうか。まるで、コンマ何秒前に対戦相手の動きを察知できる。マンガっぽいが、彼の中にコンマ何秒先に行けるタイムマシーンが瞬間的に作動する。

 特に決勝戦では、水谷隼のストレート攻撃がよかった。
このストレート攻撃は、2015世界卓球選手権蘇州大会(個人戦)にきっと役立つ。水谷選手はいつも今がもっとも強いという印象をもつ。ところが、実際には「Next One」なのだ。その継続が、中国選手を破り「金」の獲得につながる。と思うのです。

 また、千駄ヶ谷の駅の改札になるが、初老の卓球ファンの方が一言ぽろり。「まだ続くな」

 丹羽孝希は、戦略的に迷っている。
 特にパフォーマンスを最大化するための戦う位置(卓球台かの距離)だ。このままでは、世界基準の選手になってしまう。彼の個性は世界基準からはみだしていた。卓球は確かに中後陣からのラリー戦は魅力的だが、丹羽孝希は戦い方の方向性を徹底してもらいたい。

 石川佳純は準決勝で負けていた。
 つまり、勝ちをギリギリで拾った。
 完全に組み立ての失敗。
 この作戦はコーチのミスなのか石川佳純なのか
 それともプラスティックピンポンのせい?

 準決勝戦は前田美優
 前田美優は確実に実力を付けてきているが、それにしても石川佳純の戦い方は情けなかった。相撲でいう横綱相撲で、挑戦者の攻撃を一端正面から受けてハネのける。その結果勝てそうにないと強く思わせる。ところが、試合はそうはいかなかった。結果的に石川佳純が勝ったが、勝ちたいというよりか、まじめな卓球態度と、バックハンドのドライブ系とフラット系の巧みさ。それから、前田美優の途中で勝てると思ってしまった気の緩みが結果として現れた。前田美優は、もしかすると自己嫌悪の状態に陥っているかもしれない。しかし、過去の石川佳純の試合を観戦すると分かる。とんでもない悔しい負け方をしている。観戦している僕も悔しくてブルブルと震え涙を流した。そこから彼女は立ち直った。今回の勝利はそんな経験の差かもしれない。
 最後に、ワンコースで試合をするのはやめよう!

 決勝戦は森薗美咲
決勝戦の前に、決勝進出者のインタビューが会場で流される。
森薗美咲は、「石川佳純に技術では劣っているが、気持ちで勝ちたい」と発言。もう結果が見えた。技術で劣っているというネガティブな発言はこれから始まる結果を占ったようなもので、愚者の自己予言だ。しかも、森薗美咲は優れた技術がある。こんな時に余計な謙譲は相手に勝利を献上してしまう。感想はそれだけ。
 
 森薗美咲は、世界卓球でも活躍した石垣優香をストレートで下した。こんな勝ち方ができる選手はいないんじゃないか。
 森薗美咲は日本女子でダブルエースになるような選手だ。 
 
 今回の日本選手権は双眼鏡で観戦した。まるでテレビ画面を見ているようで、細かい部分がほんとよく見えた。

 ぼくらのようなヘボ卓球とは違って、一流選手は手首の使い方が巧みだ。気持ちが緩んだりするとラケットさばきに影響するのでは?また、セルボールとプラボールが選手に与える影響は、観戦者としては具体的に分からなかったが、強度があるはずだったプラボールが試合中に何度か割れた。

参考までに、
過去3回の全日本卓球選手権大会シングルス 男女ベスト4
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平成26年度 全日本卓球選手権大会
男子決勝
水谷隼 4 (8,9,6,8) 0神巧也
男子準決勝
水谷隼 4 (3,6,3,9) 0岸川聖也
神巧也4 (5,-4,-4,10,-5,7,8) 3 丹羽孝希

平成25年度 全日本卓球選手権大会
男子決勝
水谷隼4 (9,4,4,-4,6) 1町飛鳥
男子準決勝
町飛鳥4 (-10,7,13,7,-11,-8,11) 3吉田海偉
水谷隼4 (4,4,4,-7,-6,9) 2 上田仁

平成24年度 全日本卓球選手権大会
男子決勝
丹羽孝希4 (8,-3,-8,-9,7,5,9) 3 水谷隼
男子準決勝
丹羽孝希4 (12,-8,-8,8,8,7) 2 松平健太
水谷隼4 (6,-11,2,6,11) 1 大矢英俊
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平成26年度 全日本卓球選手権大会
女子決勝
石川佳純4 (7,-2,8,5,7) 1 森薗美咲
女子準決勝
石川佳純 4 (9,-8,-7,-11,3,6,9) 3 前田美優
森薗美咲 4 (7,5,8,4) 0 石垣優香 

平成25年度 全日本卓球選手権大会
女子決勝
石川佳純4 (12,8,5,9) 0 森さくら
女子準決勝
森さくら4 (11,11,4,6) 0 福原愛
石川佳純4 (-8,3,5,8,12) 1 若宮三紗子

平成24年度 全日本卓球選手権大会
女子決勝
福原愛4 (-6,7,-4,9,8,3) 2 石川佳純
女子準決勝
福原愛4 (8,9,-9,-11,9,4) 2藤井寛子
石川佳純4 (-9,-9,3,-5,3,9,7) 3 松澤茉里奈

posted by トモ兄 at 11:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 卓球ヘボコーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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