2015年06月06日

昨日は解放と緊張の隙間で_1 日和崎尊夫


 一昨日から昨日にかけて、印刷入稿とラフや修正の提出があり、解放感と緊張感の隙間で、久しぶりなことがあった。

 キーワードは、星と記憶と友達。
 
 いくつかの印刷入稿がやっと終わった。このときの開放感はたまらない。
 そこで、久しぶりにメルマガを呼んだ。
 川谷香蘭の絵のない画集 
 第862回 日和崎尊夫 五億の星の詩
 http://archive.mag2.com/0000108215/index.html

 『日和崎尊夫 五億の星の詩』
 1969年の作
 縦13.3センチ、横23.5センチ
 http://www.tokinowasuremono.com/artist-b19-hiwasaki/hiwasaki_05_gooku-hoshi.html

 最近、朝倉彫塑館に行ったが、それ以来の出来事で美術を楽しんだ。日和崎尊夫は始めて知り、「五億の星の詩」という意味不明なタイトルが気に入った。木口版画作品には確かに暗闇に輝く何かがある。

 川谷香蘭さんの解説によると、岩に付いたような目が見ているのは、こちら側でなく、絵の向こう側。つまり紙の奥の暗い闇の中だそうだ。鑑賞者は二、三個あるいは孤立した一個の目を
通して、宇宙の暗黒を見る。たとえば二十億光年のかなたにある五億個の星を見る。そして五億の星の歌を聴いたりするそうだ。

 日和崎尊夫は、衰退していた木口木版画を独学で習得し、この技法で精力的に創作活動を行った。昭和38年武蔵野美術大学を卒業。同41年「星と魚」「星と植物」シリーズで日本版画協会新人賞、翌42年同協会賞を受賞。同44年第2回フィレンツェ国際版画ビエンナーレで金賞を受賞。平成2年には第1回高知国際版画トリエンナーレ展を提案してその実現に尽力。同3年7月、「KALPA’89 REQIEM」で第5回山口源大賞を受けた。
 代表作に「KALPA」シリーズ、「海淵の薔薇」「五億の風の詩」等があり、画集には「博物譜」「星と舟の唄」「ピエロの見た夢」「薔薇刑」「フレシマ」「緑の導火線」等がある。
日和崎尊夫は、昭和16年高知市生まれ。平成4年4月29日死去した。享年50。日本の現代版画に木口木版の地位を確立した先駆者で、五百数十点の木口木版の作品を遺した。
 
ときの忘れもの 日和崎尊夫 Takao HIWASAKI
http://tokinowasuremono.com/artist-b19-hiwasaki/index.html

 オリジナル版画入り『日和崎尊夫句集』で、
日和崎尊夫句集に寄せて
宇宙の闇を覗いてしまったひと
八木幹夫
http://tokinowasuremono.com/artist-b19-hiwasaki/kusyu_panf001.jpg

 「宇宙の闇を覗いてしまったひと」なんだかぞくっとします。宇宙の果てしないカルパ(劫)を覗いたひとの哀しみと歓喜。だそうです。

 日和崎尊夫の俳句があります。

 雅なる きみのちぶさに 芽はふきぬ

 この俳句もぞくっとします。どんな意味でしょうか。
 とても純粋なエロチシズムを感じます。きみに萌える。

 木口版画作品に戻りますが、
 僕は日和崎尊夫を知ったばかりなのですが、映写機がありレンズからは暗闇が漏れているようです。恐る恐る覗くと、光りはレンズの向こう側に反射していて、暗闇の中でキラキラと輝いていました。もすこうし覗いてみようと思います。

 丁度そんなときに修正が。
 
posted by トモ兄 at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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