2016年01月23日

進む「1日5食化」もしかして?


 一昨日の朝、朦朧としている中ラジオを聴いていると確か、「1日3食」というスタイルが崩壊し、若年層を中心に「1日5食化」が進んでいるというレポートがあった。

 不味いな、ぼくにとっての「糖尿病なう」の原因は、まさにこの「1日5食化」だった。その頃は徹夜作業が続き、しかも5食はがっつり食べ甘い物のおまけ付き。そんなことを繰り返しその上運動不足で、摂取カロリーと消費エネルギーの代謝バランスが崩れた。代謝とは細胞の再生と細胞内のミトコンドリアでエネルギーがつくられるが、おそらくその頃、血糖値のコントロールやブドウ糖を細胞に取り込むためのインスリンというホルモンをつくり分泌する膵臓が、通常の3食が5食になり休むことなくフル活動を強いられた。その結果、膵臓の機能は劣化しインスリンの分泌が枯渇した。
 
 たとえば、糖尿病になると口が渇き、多飲、多尿となるが、その仕組みは理科の実験を思い出すとすぐ分かる。
 二つの液体が隣り合わせた場合、その液体の濃度差で濃い方へ移動する。
 血管と細胞との濃度差がない場合はいいが、インスリンが正常に働いていない糖尿病の場合、血中の糖分が細胞に取り込まれないため、血中の濃度が上がり、細胞内の水分が血管に流れ込むことになる。そのために、多尿という現象が現れ、水分補給のために口が渇き、多飲となる。また、血管もボロボロになり、特に身体の末端になると血管も細くなり、様々な合併症が現れ、網膜症や腎不全で透析治療などはご承知の通りだ。

 ぼくは「1日5食化」で、そんなことを想像した。
 ところが調べてみると違っていた。
 そこには、いまどきの若者の食生活のスタイルや
 ここに新しい商機を見いだすための、
 戦略的なマーケティングがあった。

 つづく…

 「1日3食」というスタイルが崩壊し、若年層を中心に「1日5食化」が進んでいるという驚くべき調査結果を、昨年11月下旬に味香り戦略研究所が発表した。

 この調査結果は、様々な視座や視点で捉えることができ、食品メーカーが、新規顧客を獲得するために、「1日5食化」を新たなチャンスと捉えることによって、新たなマーケットを創出できる。

 僕の立場は、「1日5食化」が進むと糖尿病の原因になるのでは、という文脈で捉えた。つまり必然的にカロリーオーバーになるのではないか。ところが、味香り戦略研究所サイト、2015プレスリリースの商品・飲料のトレンドは「プチカム(噛む)食感」を読むと、

 “1日4~5回の食事を分けて取ることで、「食べ過ぎを抑えられる」とも言われています。”

 という一文があった。なぜだろう。
 
 まず、1週間における食事の種類と回数(グラフT)から分かることは、1日3食以上に分けて食べる習慣が広がっている様子が伺え、若年層の方が顕著だそうだ。
 この背景には、夫婦共働きや残業が多く、決まった時間に食べられない人の増加が、「1日3食」から「1日4~5食」というライフスタイルを生み出したようだ。
 また、このライフスタイルを支えているのは、手軽に食べられる食品の充実で、朝食で食べているものに関するランキング(グラフU参照)を見ると、1位がパン類、2位がコーヒー、3位がヨーグルト、そして4位がご飯となる。定番のご飯はいまやヨーグルトに抜かれ、朝食はより手軽な食品の傾向が見られる。

 夜食・間食・その他に食べられている物のランキング(グラフV参照)を見ると、1位がチョコレート、2位がクッキー・ビスケット、3位がスナック菓子、4位が洋菓子、5位がパン類となる。その中でもパン類の割合が全年代に比べて20代が大きく上がっている。また、ご飯の割合も全年代に比べて20代が上がっていて、より間食の食事化が進んだと考えられている。
 この背景には、3食以外に不足しがちな栄養補給や、小腹を満足させるなど「手軽に食べる」習慣が広がっていることが考えられるそうだ。

 また、日経ビジネスオンラインには、進む「1日5食化」と新たな商機 味香り戦略研究所の菅慎太郎氏が提言がある。

 朝はがっつりしたものを食べないで、ヨーグルトやゼリーといった、軽く胃袋を満たすものが主流になりつつある。この現象を朝食の液状化と呼ぶらしい。面白い喩えだ。

 昼は家族がバラバラの食事で、子供は学校で給食や弁当、親は職場でランチする。実は唯一、この昼のタイミングが、きちんとした食事をする機会になっているらしい。

 夜は共働き世帯が増え、家族で食卓を囲む時間が遅くなっている。当然お腹が空く。また、親の迎が遅いから保育園では、「おやつ」というよりは「補食」の側面が強いそうだ。

 こうしてご飯前に軽食を食べると、夕食はそんなにボリュームのあるものを食べられなくなり、軽食化が進む。そして夜更かしでデザートやパンなどをつまむ。

 流動化した朝食。しっかり食べる昼食。夕食までの軽食。軽食化した夕食。そしてデザート。これで1日4~5食となる。

 そこで、なぜ「食べ過ぎを抑えられる」というと、

 食事の回数は増え、1回の食事自体は軽食化が進んでいて「軽く食べたい」という人たちが増た。しかも食事にかける時間も以前より減っているらしい。日常生活が忙しすぎるのか、時間の使い方における食事の比重が以前よりも下がってきているという。

 この現象をどう捉えるのか。

 僕が問題視していた糖尿病との関連は、食事の軽食化が進んだとしても、より少ない量でも食品の高カロリー化が進むかもしれないので否定はできないかもしれない。また、いまどきの若者の食生活における具体的なカロリー面での統計的な分析はない。そして、摂取カロリーと消費エネルギーのバランスの問題もあり、スマホ等の浸透で運動不足も懸念される。

 僕の結論としては、病的な「1日5食化」よりも
 いまどきの若者の食生活のスタイルは
 時代の流れに沿った
 スマートな「1日5食化」なのか。
posted by トモ兄 at 18:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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