2016年03月05日

世界卓球2016観戦記『15歳伊藤美誠の不思議』


 当然だが、世界卓球2016女子団体戦「準決勝」の実況を観戦した。結果は3×1で死闘のすえ北朝鮮を退けた。この話題はここまでで、「決勝」を楽しみに待ちたい。

 僕がもっと興味を覚えたのは、試合後の3名によるインタビューで、インタビュアーが今日は興奮して眠れないのではと聞くと、伊藤美誠は(それどころではない)「頭がクラクラ」していると答えた。この発言に刺激され、『15歳伊藤美誠の不思議』を思い立った。

 世界卓球2016マレーシア|テレビ東京
女子決勝トーナメント 準決勝「日本 × 北朝鮮」
世界ランク12位伊藤美誠 × 世界ランク37位 リミョンスン
第1ゲーム 4-11 第2ゲーム 11-8 第3ゲーム 18-20 第4ゲーム 11-7 第5ゲーム 11-7

 1つ目の不思議は、「準決勝」で1番に起用され、カットマンに0-3で敗退。4番でも対戦者はカットマン。3ゲーム目は18-20で、ジュースで取られる。しかし、気落ちすることなく4、5ゲームを連取し大逆転で勝利。
 伊藤美誠は、どうやって強い意志を取り戻し戦術を立て直しができたのだろうか。
 
 例えば、インプットとアウトプットの関係があって、外国語を話すためにはインプットが必要だ。つまり、アウトプットが会話すること。福原愛や石川佳純は豊富な経験(データのインプット)とプライドや強い意志があり、アウトプットとして、現状で実行可能な優位な作戦を考え、望ましい結果を導き出す。

 伊藤美誠は15歳でベテランでない。まだ少ない経験であると思うが、実行可能で優位な作戦を考え、強い意志を取り戻し、望ましい結果を導き出した。しかも、試合の最中でだ。
 
 インタビューで、いまは「頭がクラクラ」と言ったのは、試合が終わったにも関わらず、頭の中のCPUがまだ終了していないまま、グルグル回転していると思った。もしかすると今日はスローダウンできても、世界卓球2016女子団体戦が終了するまでは、終了できないのかも。
 伊藤美誠の頭脳には、特殊な卓球用のCPUとアプリケーションソフトがあるというか、日々の努力で作り上げたとのだと思った。

 また、伊藤美誠のスマッシュの不思議だ。
まず、早い。そして、対リミョンスン戦の動画を観戦すると、スマッシュしたボールの高さは、一般的にいう打つ高さではないことに気づく。しかも、カットマンの切れたボールをスマッシュするのだから、強力なインパクトが不可欠だ。
 伊藤美誠の卓球は、今や常識の平行足での上半身打法だ。大きいとはいえない中学生の体格で、どうやってこの強力なインパクトをつくっているのか。

 この疑問は、卓レポ.com世界卓球2016クアラルンプール 3月3日フォトブック「世界卓球2016クアラルンプール 3月3日」を見ると分かった。まずPDFを開き2ページ目を見ると伊藤美誠のスマッシュのシーンがある。

 一目瞭然、スマッシュは全身打法になっている。
 つまり、伊藤美誠は平行足での上半身打法と全身打法を使い分けている。だから、カットマンの良く切れた下回転のボールをスマッシュでき、しかも早い。

 僕は団体戦で4番目に起用された、伊藤美誠の試合を観戦し、 
 そう思った。

 4年後の東京オリンピックで
 伊藤美誠は
 卓球ファンにどんな成長した姿をみせるのだろう。
 (あのう、その前にリオもあるんですけど)
 
posted by トモ兄 at 13:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 卓球ヘボコーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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