2016年04月23日

カルパッチョとカラヴァッジョ展の感想(仮)


 4月10日、国立西洋美術館でカラヴァッジョ展を鑑賞した。
感想文を書こうと思ったが、何せカルパッチョとカラヴァッジョの違いが分からない。どちらが美味しいの?つまり、全く知らない。この程度の知識しか持ち合わせていない。

 まずは、ウィキペディアを調べる。

 ということで、カルパッチョって何?
 カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りに、チーズもしくはソースなどの調味料をかけた料理の総称である。ところが、起源が面白い。ルネサンス期のイタリア人画家であるヴィットーレ・カルパッチョが、薄切りの生牛肉にパルミジャーノ・レッジャーノをかけた料理を好んだことから、彼の名を取ってカルパッチョと呼ばれているという説がある。
 実は、カルパッチョは画家の名前だった。

 ヴィットーレ・カルパッチョ(Vittore Carpaccio, 1455年頃-1525年頃)の作品を閲覧して分かったことは、風景画に優れていて、建築的遠近法を使っている。また、幻想的で静的動作の人物や、柔らかな光の描写などが特徴的だった。
 いわゆる、イタリア盛期ルネサンスの15世紀末から16世紀初頭のヴェネツィアの代表的画家だった。

 カルパッチョとカラヴァッジョは、ほんと偶然で狙ったわけでない。しかし、この二人の画家の画風を比較すると、ルネサンスやバロック美術様式が一目瞭然で分かる。また、カラヴァッジョのバロック期における位置付けも分かる。

 さて、本題のカラヴァッジョとは。
カラヴァッジョは通称で、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio、1571年9月28日-1610年7月18日)で、バロック期のイタリア人画家。
 
 カラヴァッジョを紹介するには、カラヴァッジョ展のチラシはほんとよくできている。チラシの部分を載せる。
同時にヴィットーレ・カルパッチョの作品と比べてみる。

カラヴァッジョ展のホームページ
http://caravaggio.jp/?utm_source=google&utm_medium=search&utm_campaign=normal1
ヴィットーレ・カルパッチョ
http://art.pro.tok2.com/C/Carpaccio/Carpaccio.htm

カラチラシ.jpg


ルネサンスを超えた男。

ローマを熱狂させた ドラマチック。


 ルネサンス期は、現実を本当らしく描きだす苦心や宗教画に見られる神の超越的存在や人間の理想化などから、バロックは規範からの逸脱という意味の言葉で、芸術の刷新を目指した。
 バロック期は、人間の豊かな表情やポーズ、動感の強調。また、風俗画・風景画・静物画などの現実に密着した画種が独立する。
 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョは、風俗画や静物画だけでなく、宗教画の人物も現実感溢れる庶民の姿で表し、強烈な明暗法を駆使し内面的ドラマを印象的に描いた。
 つまり、斬新なドラマチックなスタイルが、規範からの逸脱という意味で、ルネサンスを超えた。
 また、多くのカラヴァジェスキという追随者を生み、17世紀(バロック)の西欧絵画全体に深い影響を及ぼした。
 レンブラントの「夜警」やラ・トゥールの「大工の聖ヨセフ」は、容易にカラヴァッジョの影響が想像できる。

 また、「法悦のマグダリアのマリア」の、人の観察力と表現力には圧倒される。この艶めかしさはいったいなんだろう。どんな内面的ドラマがあるのだろうか。必見の価値あり。

4.jpg


「法悦のマグダリアのマリア」は、個人的な想像で感想を下記ブログにまとめました。
 カラヴァッジョ展を観て
http://50blog.seesaa.net/article/436487254.html

 最後に、もう一度。
 カラヴァッジョ展は、必見の価値あり。
 ドラマチックに、ルネサンスを超えた男。
 感想は、チラシのまんま(^_^;(仮)

 ちなみに、カラヴァッジョが活躍した1600年〜1610年、
 日本では、関ヶ原の戦い、徳川家康が江戸幕府を開く。狩野派や長谷川等伯の活躍。京都で出雲阿国の歌舞伎踊り。
 世界では、東インド会社の設立。ファブリキウス、静脈弁を発見。医師ペーゲル、輸血を行う。ヤンセン父子顕微鏡の発明発売。ガリレイ、天体望遠鏡で天体観測。シェクスピア「ハムレット」、セルバンデス「ドン・キホーテ」などなど
 
 手持ちの、情報の歴史【監修=松岡正剛】、西洋美術史【監修=高階秀彌】、美術検定【美術出版社】を参考にしながら書きました。

posted by トモ兄 at 11:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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