2018年02月19日

アドラー心理学と清水宏保氏の解説との共通点

 最近、テレビの解説で清水宏保氏の解説がとても気になっている。アドラー心理学と共通点があるように思えた。しかも専門的なことをとても分かりやすく解説してくれる。

 アルフレッド・アドラーは、人生に立ち向かうとき、劣等感の持つ力に着目した。

 アドラー(1870〜1937)は、オーストラリの裕福なユダヤ人家庭に生まれたが、幼い頃くるびょうを煩う。健康な兄に劣等感を抱きながら育ちますが、病を克服し医師になる夢を実現。内科医としてウィーンに開業すると、やがて大道芸人やサーカスの芸人などが病院に患者としてやってくるようになった。

 アドラーは、肉体を武器にする彼らのほとんどが、幼い頃は体が弱かったことを知ります。身体的なハンディーキャップはそこから生じるマイナスを何かで補おうとする。それは何らかの形で性格や行動に影響を与えている。劣等感は人生に立ち向かう力も生み出す。

 そこで、アドラーはこう考えました。
 それぞれの人が意味づけした世界に生きていて、それぞれの人が同じ状況を経験したとしても、どう意味づけすることによって世界は全く変わる。また、上手くいかないのは、過去を原因にすることが多いが、過去の経験をどのような意味を与えるかによって、自分の人生を決定する。つまり、過去の経験が今の人生を決定することを原因論とした。ところがそれに対してアドラーは、目的が自分の人生をつくることができる。つまり、未来は自分で決めることができ、未来は変えられることを目的論とした。だから、過去に起こったことは変えられないが、原因でなく目的を持つことで未来は変えれると考えた。または、人生を上手くすることも困難にすることも自分自身で決めている。

 そんなことを考えながら、清水宏保氏の解説やエピソードを聴くとほんと面白い。清水宏保氏も素晴らしいと思った。

 清水宏保氏と羽生選手には、ぜんそくの共通点があったそうだ。羽生選手が小学生の時、仙台のイベントで会った。
 その時に彼から「自分はぜんそくだけど、どうしたら金メダリストになれますか」と質問された。清水宏保氏は「大丈夫。肺が弱い分、ハードな練習して乗り越えれば世界で戦えるよ」と答えたそうだ。

 つまり、身体的なハンディーキャップやケガで、人生を決定する原因としない。金メダルを目指してもっと強くなること。

 清水宏保氏も、小さい頃はハンディーキャップを背負っていることに悩んでいた。しかし、今ではぜんそくだったからオリンピックで金メダルが取れたと思っているそうだ。
 その理由は、他の人より体の変化を敏感に感じ取れるようになったから、これはアスリートにとって大きな強みだ。また、ケガには意味があるそうだ。つまり、目的を持つとケガやハンディーキャップでさえも、困難を決定することではなく、より役立つ情報や有意義な経験に意味づけすることができる。
 
 アドラーがいうように、ぜんそくという同じ状況を経験したとしても、どう意味づけすることによって世界は全く変わる。そして、原因でなく目的を持つことで未来は変えられることができた。しかもできすぎだがオリンピックで金メダルを獲得する。信じられない。
 簡単にいってしまったが、あまりにも凄すぎる。
 
posted by トモ兄 at 16:15| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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