◎午前中はラフ構成を提出
◎午後は東京都写真美術館へ
・写真発祥地の原風景 長崎 2018.3.6(火)−5.6(日)
・いぬむこいり 2018.3.3(土)−3.30(金)
公式ホームページ
◎夕方は卓球練習&飲みニケーション


東京都写真美術館までドアツードアで1時間30分。到着は『いぬむこいり』の上映開始13時に間に合うように向かう。十分に『写真発祥地の原風景 長崎』と『いぬむこいり』を観れらると思ったが、上映時間が「衝撃の4時間」を見落としていて、『写真発祥地の原風景 長崎』を観る時間がなくなり諦めることにした。
また、家に戻ったのが19時を過ぎていて、夕方からの卓球練習も諦めた。
夕食をとってからすぐに寝てしまった。「衝撃の4時間」は長すぎる。ほんと疲れてしまった。少しは観る人のことを考えて欲しいものだ。迷惑なほんと面白い映画だった。
金曜日はいつものように、プライム・ビデオで映画を観る。夕方食事を終えてから、『チャイルド44 森に消えた子供たち』『ライフ』の監督でダニエル・エスピノーサの作品『デンジャラス・ラン』を観た。
昨日(土曜日)は、『いぬむこいり』。このギャップは僕の無節操をよく表しているが、あまりにもだ差が大きくて楽しい。『デンジャラス・ラン』と較べる必要はない。しかし、ハッキリとはいえないが、歴史的な始まりと連鎖。そして、そのDNAを孕んだ新たな始まりとしての継続(繰り返し)がある。
『いぬむこいり』は漢字で書くと犬婿入りで、伝承民話があり、梓家にも伝わっていた。この民話と現在がリンクし不条理劇が始まる。しかも、現代へのパロディらしいのだ。ここが面白いだけではすまない。
物語のテーマは、ダメダメなアラフォー小学校教師・梓(有森也実)に「そこには、望んでいる宝物がある」と神のお告げあり、宝探しの旅に出る物語です。
さて、その宝物を発見できるのか?また、発見に手を貸してくれる王子様が現れて、愛も得るのか。ハッピーエンドになるのか。
梓は行く先々で、様々な人たちと出会う。
ダメダメ小学校教師・二宮梓(有森也実)
→神のお告げを聞き旅に出る
オフビートなペテン師・須藤アキラ(武藤昭平)
→いい加減な性格だが、梓を愛する
ゴロツキ革命家 土建屋・沢村芳雄(石橋蓮司)
→チェ・ゲバラを信奉している
引きこもりの元ギタリスト・奥本健吉(柄本明)
→ジョン・レノンを信奉している
犬に変身する亡命王子(山根和馬)
→人間から犬の2種にも変身し、性格も変わる
などなど...
様々な変態的なキャラクターに彩られ、話は佳境へと進んでいく。
本もそうですが、読んだ後や観た後、自分自身にどんな変化が現れるか。つまり、一般的なことや他人のことを想像してもしょうがない。主観的なことが重要なのだ。
僕の感想を、宝探しのワンテーマに絞ると、梓にはなかったように思えますが、一生懸命に目的へ向かっている姿自体がキラキラと光り輝く宝だったように思えます。だから、梓を近くでつぶさに見ていた奥本健吉は、梓が宝だと言ったのです。
ここ掘れ ここ掘れ ワンワン
宝を発見したのは、鑑賞者だったのです。
変態的なキャラクターの多い中で、
ダメダメなアラフォー小学校教師だった梓は
キラキラと輝いていました。
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p.s.思い出したことがあります。
2014年07月19日、東京都写真美術館で、
フィオナ・タン まなざしの詩学を観ました。
フィオナ・タンを観た
フィオナ・タン まなざしの詩学
フィオナ・タン ドキュメンタリー作品上映
フィオナ・タンを観た_2
フィオナ・タンを観た_3