展示テーマは3つの章に分けられていて、第1章 名所の桜では、桜を主題とた名所絵や風景画など。第2章 桜を愛でるでは、桜を愛でる人々を描いた物語絵や風俗画など。第3章 桜を描くでは、桜に対する画家それぞれの思いが表現されていて、特に夜桜は幻想的で画家の個性や美意識が反映されている。展示物は大作もあったが、なぜか小さな作品が印象に残り、速水御舟の《夜桜》には吸い寄せられてしまう不思議な魅力があった。
観覧時間内で、1周目は各作品の説明を読みながら回った。3周目に入ると、主品作品リストに好きな作品をマークした。初めて見る作品も多かったが、下記の作品が特に印象に残った。
第1章 名所の桜
石田武《千鳥ヶ淵》山種美術館
第3章 桜を描く
堂本 印象《桜》山種美術館
渡辺 省亭《桜に雀》山種美術館
菊池芳文 《花鳥十二ヶ月》のうち「3月」山種美術館

速水御舟《夜桜》山種美術館

石田武《千鳥ヶ淵》山種美術館
第3章 桜を描く
堂本 印象《桜》山種美術館
渡辺 省亭《桜に雀》山種美術館
菊池芳文 《花鳥十二ヶ月》のうち「3月」山種美術館

速水御舟《夜桜》山種美術館

約2時間の観覧時間だったが、江戸から現代までの名だたる画家が描いた約60点の作品で、華やかに咲き競う桜の花々を堪能した。そして、十分すぎるほど花見を楽しんだ。ほんと楽しいひとときだった。
また次回の展覧会が気になる。
【特別展】琳派一俵屋宗達から田中一光へ一
P.S.4月になり様々な花見を楽しんだ。公園で桜を愛でた。二人だけの花見を楽しんだ。美術館でお花見も楽しんだ。それぞれが、新しい新鮮な体験だった。感謝