練習体育館に着くと、クラブを取り仕切っている人から、初めて見る男の子と練習するように頼まれた。
その子を見ていると、まず三脚を立て携帯電話をセットした。練習している姿の動画を撮るらしい。
携帯電話だと小さくないと尋ねると、パソコンにつないで大きくして見ることもできます。なるほど。そういえばそうだ。
いまどきの子って、当たり前のように動画を撮るのだろうか。
年齢を尋ねると、埼玉県在住の中学2年生。シングルスの成績はその地区でベスト16。県大会の成績はない。残念ながらベスト8にならないと出場できない。卓球のスタイルは左シェークハンドでラバーは裏裏。中陣で粘って勝つそうだ。水谷隼みたいだねと言うと笑っていた。その日、他校が練習試合に来てシングル戦で全勝だった。どうやって探したのかは尋ねなかったが、夕方にこの体育館へ練習に来た。
観客席には彼の両親が熱心に練習を見ていた。
知り合いのリビングには卓球台が備えてあり、週何回か実業団のジュニアチームで練習をさせている。ほぼ日曜日はオープン戦に出場しているそうだ。
卓球って、ほんとに人気が出たことを実感する。
さっそく練習開始。彼のスタイルである中陣の立ち位置になってもらい、僕が攻撃をすると彼は全く返球することができなかった。しかし、同年代と試合すると、中陣で粘ることができ、対戦相手はミスをするそうだ。
初めて合った人にアドバイスすることは難しいが、前陣で攻撃できなければ、これから厳しくなることを伝えた。
また、東京近辺には卓球の強い実業団が多く、サッカーのようにジュニアチームもあり、小さい頃から鍛えられていて、彼と同年代になる頃はかなりの攻撃力も習得している。だから、繰り返しになるが、中陣で粘るような卓球スタイルは、進めないとアドバイスした。
それから、珍しく元実業団の選手で女性カットマンが来ていて、カット打ちをさせてもらい、ダブルスの試合練習もした。これで、完全に電池が切れてしまった。ほんと見事に体力がない。疲れ切ってしまった。来月、秋季団体戦(入れ替え戦)がある。何とかしないと。
ところが、体のどこかにリザーブタンクがあって、練習後の飲みニケーションするための体力は不思議に残っている。
いつものように、焼き鳥屋で2時間ほど飲んで、
一日が終わった。感謝。
2018年09月24日
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