2019年11月20日
今日の俳句読本 湯豆腐
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湯豆腐や男の嘆ききくことも 鈴木真砂女
季題・湯豆腐(寒くなると湯豆腐。そういえば
日曜日に?)
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発行人:西国山人
発行所:「まぐまぐ!」http://www.mag2.com/
久々の 今日の句想/旬感
鈴木真砂女さんは銀座の小料理屋『卯波』の女将さん
湯豆腐を注文した客が1人一杯やりながら
目の前に もやもやと白い湯気のスクリーンが見えたのか
この客は借金を残し 突然会社を無断で蒸発
ところが 3年後に請求書通りの金額を払いにやってきた
奥さんとも別れたらしいのだが
湯気の向こうに どんなことを思い浮かべたのだろう
働きながら 句が浮かぶとすぐにメモを取るそうだ
湯豆腐や男の嘆ききくことも
調べてみると フ〜っとため息をついた
似たようなことは僕にもあった
温かい湯豆腐が きくことものもに
希望も感じ取れた
そういえば日曜日、卓球練習帰りに寄った飲み屋さんでの出来事。誰かが湯豆腐も注文したらしいが、卓球談義に夢中になり、いつの間にか湯豆腐は、跡形もなく消えていた。先日のブログでちょっと憂鬱になったと書いたが、湯豆腐は僕の嘆きをきくことはなかった。そんなことよりも、いよいよ冬だなぁ〜
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