2020年08月03日

スマッシュの瞬間、最もスイングスピードは速くなるのか

 僕の経験や勘から、ピンポンとラケットの接触(衝突)する瞬間、ラケットのスイングスピードは最大になり、衝突のインパクトも最大化する。だから、スマッシュの打球は最大のスピードとなり、最も有効な得点を得るための攻撃となる。

 ところが...

 そんな疑問はなく、一時期ブームになった「アフォーダン」関連の本を何冊も読んでいた時期があった。佐々木正人著『アフォーダンス 新しい認知の理論』の中で、オランダの自由大学のレイナード・ブーツマは、世界選手権レベルの卓球選手に、相手コートから飛んでくるボールを2.5m先の円に打ち込むように求めた実験を行い、分析されたスマッシュの動作の減速とラケット面の向きの変化をグラフで示した。

 解説によると、卓球の選手は自分のスマッシュの型を固めるために、何度も同じ練習を繰り返す。したがって、スマッシュは決まりきったフォームで実行されているように見えるが、このスマッシュの行為は最終局面(ほぼ瞬間的な出来事)で、ボールの知覚情報によって「制御」され、微妙にスマッシュの動作は減速し、ラケットの面の向きがかなりの角度で急速に修正されている。

 この結果は、制御の古典的な刺激→反応では、時間的に不可能だ。運動を制御する現象は、「知覚と運動の協応システム」と考えると理解できる。運動系は、身体の内部に閉じ込めて組織化しているのではなく、環境の中の情報とも協応の関係を結び、知覚情報をもそのシステムの一部としている。

 表題である、スマッシュの瞬間に、最もスイングスピードは速くなるのかの問いの答えは、対戦相手から返球されるボールの様々な知覚情報によって「制御」するために、スマッシュの動作は減速される。
 だから、スマッシュの瞬間よりも、その直前の「制御」される限りない寸前が、最もスイングスピードが速いことになる。
 この答えは、僕の経験や勘でなく、分析されたスマッシュの動作の減速とラケット面の向きの変化の、データの分析が根拠となった。

 ところが、ヘボコーチとして最も役立つ情報は、スマッシュ(打球)の最終局面でラケットの面が急速に修正されることが大きく、手首と指の動きで行われている。つまり、打球の最終局面で手首と指が動く。

 このことは、コーチングにとても役に立つ。
 たとえば、正に手抜きの打法で、打球の最終局面の手首と指で打とうとしている人がいる。最近のコーチングはこの改善が目標になっている。

 さっきまで『バニシング』という映画を見ていた。それからまたブログを書き始めた。完全にグロッキーになってしまった。今日は爆睡できる(-_-)zzZ

posted by トモ兄 at 00:43| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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