2020年08月16日

夏休み3日目は

 NHK プロフェッショナル 仕事の流儀、プロフェッショナル「石川佳純スペシャル」の感想を考えはじめた。プロフェッショナル 仕事の流儀のサイトを見ると、「挑戦を、強さに変える」とキャッチコピーがあった。このキャッチコピーは、2017年から取材をスタートし、現在も継続取材中の奥翔太郎ディレクターが、石川佳純の挑戦する姿を見て『変わらなきゃ』の言葉に、奥翔太郎ディレクター自身も共感し、また、どんな世界で生きる人にも共通することなんじゃないかと感じ、「挑戦を、強さに変える」が生まれたのだろう。僕もその言葉にはとてもシンパシーを感じる。

 また、なぜ勝ちとれたのかの、戦略・戦術論の話を期待していたと書いたが、よくよく考えると可笑しい。つまり、石川佳純がオリンピックの女子シングルスに選ばれた瞬間に、世界卓球の情報戦のターゲットの1人として選ばれた。だから、石川佳純が、戦略・戦術論面でどんな進化をしたのか。そんなことをわざわざ自分自身で公表する訳がない。

 折角なので僕も『答えのない戦いの、デッドヒートレース』とキャッチコピーを考えてみた。オリンピックは1年延期になったが、その1年間で答えが出るような問題ではない。最も苦しんで、最後の最後にシングルスの出場枠を勝ち取った、石川佳純自身が最も実感していると思った。どうすれば、オリンピックのシングルスで優勝できるのだろう。団体戦に貢献できるのだろう。僕は何度か実際に石川佳純の試合を見ていて、彼女の卓球スタイルは、あまり癖のないノーマルで美しい卓球スタイル(選手)だと思っている。しかも世界のトップレベルの1人である。この選手たちに最近はあまりいわれなくなったが、女性の男性化。石川佳純は世界で最も競争が激しい過酷なゾーンに位置し、中国の最も強い選手と卓球スタイルが被っている。石川佳純のドライブボールの強さは、中国の選手にも負けない。しかし、その中国選手を上回るためには、筋力的な男性化が必要で、その部分に出遅れを感じたこともあった。しかし、そんな男性化した中国最強の女性選手たちに、伊藤美誠や平野美宇が勝ち始めた。彼女たちは、ノーマルな卓球スタイルではなく、超攻撃型スタイルを選択し独自の進化を遂げ、しかも中国選手のスピードも圧倒するようになった。特に伊藤美誠は、何をやらかすか予測が付かない、中国が最も恐れる選手に進化した。


 夢を叶える(問題解決)ためのアプローチには、『バックキャスティング』と『フォアキャスティング』があるそうだ。

 『バックキャスティング』とは、問題解決する場合に、未来を予測し目標となるような状態を想定する。そこを起点に現在を振り返って今何をすべきかを考える方法で、いわば未来からの発想法だ。

 伊藤美誠や平野美宇は『バックキャスティング』のアプローチのように思えた。しかも、そのアプローチで成果を見事に出している。この方法は一見夢見る少女のようだが、実はイノベーション創出の可能性もあるといわれている。

【伊藤美誠】の場合

2015年08月06日
体育館で、伊藤美誠を見つけた

Smile Sports Vol62 2015 Juneのインタビュー
伊藤美誠は
『一番の夢は 東京オリンピック優勝!』
⇨何をやるか分からなく、様々なテクニック
 美誠パンチは特に有名
→→→2018年11月05日
信じられないほどの、伊藤美誠の強さ


【平野美宇】の場合

2017年01月23日
とにかく、平野美宇が素晴らしかった

卓球王国2017号2月号の表紙を飾った言葉
平野美宇は
『私は日本のエースになりたい』
⇨超攻撃型スタイルに変更
→→→2017年04月16日
やったー!平野美宇がアジア選手権で優勝


 ところが、【石川佳純】の場合のアプローチは
 その逆に見える。

 『フォアキャスティング』とは、現状分析で今の問題点を発見し、コツコツと改善を積み重ね、繰り返す。つまり、達成したい未来の姿は、コツコツと積み重ねの延長線上にある。
 『フォアキャスティング』は、達成するためには時間が掛かるといわれている。
  
 論理的に進化のスピードは、石川佳純がいう『変わらなきゃ』が遅いように感じられた。

 だから、僕は石川佳純がオリンピックの個人戦の出場は難しいと思っていた。

 しかし、石川佳純は直近で負けた2人の選手に、崖っぷちの状況で、最後の最後で勝った。この事実は、石川佳純が独自の進化をなし遂げていたといえば分かりやすいが、残念だがヘボコーチには分からない。

 石川佳純は、ついに東京五輪出場の選考レースで、個人戦の残り1枠も勝ち取った。ほんと、おめでとうございます。それにしても素晴らしすぎ。

 これまでの、伊藤美誠や平野美宇の試合等を踏まえて、
 プロフェッショナル「石川佳純スペシャル」を視聴し
 石川佳純の絶え間ない努力と進化について考えてみた。

 なんだか中途半端な感想分?になってしまった。僕はプロフェッショナル「石川佳純スペシャル」に『答えのない戦いの、デッドヒートレース』とキャッチコピーを考えたが、感想までが答えのない感想になってしまった。

 これで感想は終わりです。
 参考にならないかもしれないが、僕の思い込みの考え方のモデルで、2つモードを用意し考えてみようと思っていた。

 ダラダラと書いてしまうが
 追記につづく...


 感想文を書くために、目的を達成するための入力・出力モデルを考え参考にしようと思った。このモデルで、MODO.1は戦略・戦術アプローチと、MODO.2は判断・心理的制御のアプローチ。

変換装置.jpg


 MODO.1は、問題解決の手段として、変換装置を戦略・戦術として捉え、何らかの原因から、その原因に応答する結果が得られる。その結果は、目的の達成か未達成かの情報が獲得できる。

 MODO.2は、心理状態も問題解決の重要なファクターとして、変換装置を判断・心理的制御として捉え、[判断・コントロール能力の推移モデル]の心理状態空間の位置づけと、目的達成/未達成の関係の探索を試みたいと思った。たとえば、石川佳純が試合中に、右人指し指をこめかみに触れるシーンがよくある。その時に、他人ではなく自分自身に向けらた人指し指は、自分自身とどんな通信をしているのだろう。などなどエトセトラ。

判断・コントロール能力.jpg


 また、卓球選手のスマッシュ動作の減速は、卓球選手に、相手コートから飛んでくるボールを2.5メートル先にある直径55センチメートルの円に打ち込むように求めた。これってとても特殊なケースだと当初は思ったが、返球には、つなぐボールと、準備球と決定球の三種類あり、それぞれがコースを狙っている。しかも高速でもある。

卓球選手のスマッシュ.jpg


 この加速度の曲線グラフは、実際には何本ものケイが重なっていて、若干の振れ幅があり1本のケイにまとめため不正確だが、このグラフで最も重要なのは、スマッシュ動作の減速がボールとの接触・衝突の-50ミリ秒が分岐点になったことだ。ここからは僕の推測だが、-50ミリ秒以前はより強いスマッシュを打つために、スマッシュ動作の加速度を上げインパクトの最大化に使われた。-50ミリ秒以降は、加速度が減速され決められた条件を満たすため、制御するために使われた。

 考えてみると、スマッシュだけではなく、三種類の返球のコースは偶然も否めないこともあるが、それでも相手コートの位置(ボールの落とし所)を狙っている。もし-50ミリ秒で制御が可能であるとすると、仮に-20ミリ秒が分岐点では制御可能なのだろうか。その返球はオーバーしたり、もしくはネットの手前に落ちたりするのか。つまり返球ができなくなると、相手にポイントを提供することになる。

 こんなことを想像すると、卓球選手は連続の動作の中で、-50ミリ秒前後でインパクトを最大化し、次に制御。この動作を繰り返し行っていることになる。
 
 戦略・戦術のアプローチと判断・心理的な制御のアプローチとは、目的を達成させるために、ボールとの接触・衝突の-50ミリ秒を確保させることなのか。
 逆に考えると、対戦相手に-50ミリ秒を確保させないことになる。

 NHK プロフェッショナル 仕事の流儀、プロフェッショナル「石川佳純スペシャル」を視聴した。久しぶりにいろんなことを想像してしまい、僕にとってとても刺激的だった。

 それにしても、石川佳純選手の「挑戦を、強さに変える」精神力は、素晴らしかった。
 また、オリンピックでの活躍を願っています。

 
posted by トモ兄 at 13:08| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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