ヴァニタスとは、人生の空しさの寓意を表す。例えば、作品の画面に人の定めである死の比喩で、頭蓋骨や腐ってゆく果物などを置き、見る者に生の儚さや快楽の空しさを喚起させる意図をもっている。
バスキアの作品の魅力や凄さは、激しいタッチや強烈な色彩感覚だけではなさそうだ。つまり、一見カジュアルで、子どもっぽさの残る生まれたての画面に、生と死が漂っている。
ハッキリとはいえないが、この凄さがだんだん感じなくなる頃、著名な映画スターや経営者所有による高騰した価格に驚き、バスキアの魅力が倍増するのか。それとも、バスキアが理不尽さと戦い続けた、27年間の人生に思いを馳せるのか。
バスキアの作品を見て、ミュージアムショップに立ち寄り、
ポストカードとBASQUIAT handbookを購入。
帰りに何点かiPhoneで撮った。

Cafeの壁にバスキア展の告知と作品(無題/1982)
見せ方がセンスいいと思った。
いつになるか分からないが、今度寄ってみようかな。

六本木ヒルズ52階から見える景色は素晴らしい。
国立新美術館も見えます。ここで、「ウィーン・モダン
クリムト、シーレ 世紀末への道」を見ました。

六本木ヒルズ森タワーに入館したのは、3回目か。
都市塾の卒塾式、新・北斎展、バスキア展



地下鉄への通路に、tokyo FILMのポスターがありました。
パーコレーションがフイルムをイメージしています。
そういえば、最近映画をあまり見ていない。

自宅に戻り、今日の戦利品を整理。
カタログは迷いに迷って、BASQUIAT handbookを購入。
それにしても、チラシの頭部は力強く迫力があります。
この作品のモデルはいないようです。
グラフィティから本格的な絵画へ移行する時期の作品。
これまで黒人は描かれてなかった。
だから、バスキアは黒人を主要人物として描くそうだ。
ここにも、黒人への差別と怒りが感じられる。
バスキア展で気に入った作品は、
モノクロのポストカード。
絵の中心の顔は白人?それともネガとしての黒人!
深い意味がありそうだ。考えすぎか。
様々なストーリーが書かれている、ノートが描かれている?
具体的には解読できなくても、
想像を掻き立てられ、様々な解釈を楽しめそうだ。
正に絵と言葉が融合した作品で素晴らしい!
最近よく感じることがある。
僕はアーティストが描いた絵を見ながら
違ったことを考えている自分を発見することがある。
この界隈のデザイン事務所に
5〜6年務めていたことがあった。
やっぱり、六本木はいいな👑