2月24日水曜日、朝刊読売新聞1面に
「若者の孤立」対策強化 コロナ禍 自殺防止「最重要」
政府大綱改定案の大見出しがあった。
読んでいると、「ヤングケアラー」という言葉があった。
「ヤングケアラー」って何?
介護が必要な家族の世話や家事を行い、それによって学校生活に影響が出ている若者を「ヤングケアラー」といい、今回の改革案では必要性を強調するらしい。
記事内容の順番は前後するが、文部科学省によると、昨年1年間に自殺した小中高校生は479人で、前年よりも140人増え過去最高だった。
自殺の原因は、「学業不振」や「その他進路に関する悩み」、「親子関係の不和」だそうだ。
なぜかこの記事に反応してしまったのか。1面だったからではない。おそらく、もっと反応するのは「中高年や高齢者の孤立」で、年齢的にも環境的にも、より具体的に理解できるからだ。
なのでついでというか、ネットで調べてみた。
中高年男性の社会的孤立について
格差社会の中高年男性クライシス
ニッセイ基礎研究所
土堤内 昭雄
高齢者社会的孤立問題の分析視座
立命館大学大学院
小 辻 寿 規
みんなの介護
最新調査で判明した「孤独死」の実態!
孤独死は若年化している⁉40・50代でも孤立の危険が…
話は元に戻し、なぜ「ヤングケアラー」に反応したのか。
それは昨夜のテレビ番、フジテレビ『青のSP(スクールポリス)』で、ドラマのテーマとは別に、「ヤングケアラー」の問題が描かれていた。正に中学生(若者)による介護問題や貧困問題で、生徒に悲運が襲う。
このドラマの舞台である赤嶺中学校では、まぁ1週間置きに次から次へと問題が起こるもんだと関心してしまった。それは冗談だが、「ヤングケアラー」が、僕にとって、今日の新聞と昨日のテレビドラマでリンクし、とてもタイムリーな問題になってしまった。また、現実の問題と捉えると、加えてコロナ禍も重なる。
時代は違うが僕にもどん底があった。そんなとき、三木清著『人生論ノート』や小林秀雄著『考へるヒント』を真っ暗な中で読んだ。内容はすっかり忘れてしまったが、なんとかなった。本はなかなか即効力は難しいが、いずれ役に立つことがある。
僕の場合は、かなり図々しく兄や姉、また友人に頼ったが、それもできない人は、今は本よりもSNSの活用なんだろうな。もしくは何か発信してもいいと思う。見てよ、このブログのタイトルは『ファイト』だよ。若者も高齢者もほんと大変な時代だ。前々から書いているが「サバイバルすべし」なのだ。
とにかく、ここ一番は図々しく生きてもらいたいものだ。
ねばると、何とかなることもある。