2020年07月20日

プライム・ビデオで「劇場」を見た

 「劇場」は、タイムマシーンとなってしまった。約35年前の記憶のステージへタイムスリップしてしまい、まだまだ未熟で焦りや不安定だった真っ只中にたどり着いた。

 物語は、演劇という創作活動にとりつかれた永田と、純粋に支える沙希のとても切ない恋愛物語だった。しかし、そんなベクトルでは見られなかった。だから、映画鑑賞の感想文とはいえないが、誰もが経験するかもしれない、若い頃に葛藤していた自分を振り返ることになった。

 最近よく思うようになったが、優れた作品や人にはタイムマシーンを操る能力があって、様々な世界に僕らを連れて行ってくれる。つまり、過去だったり未来だったりするが、その余韻に浸りながら、今に戻ってくるときに、どんな変化が起こるのか。いい作品には、そんなお負けも付いている。

 2人で印刷&デザイン会社をやっていた頃、仕事仲間のコピーライラーから後輩を紹介され、コピー制作のアルバイトはないかと相談された。たぶん何本か頼んだ。それから間もなく、彼がいた印刷会社に後輩は入社した。実は僕も以前その印刷会社のデザイン室に務めたいた。

 その紹介された彼とは疎遠になったが、当時のことをよく覚えている。おそらく「劇場」の主人公と同じだったのでは。ただし、この映画と違っていたことは、結婚するために、約10年間続けていた脚本家兼演出家を断念。毎月の収入を確保するために、広告コピーライターの道を選んだ。それは結婚生活を安定させるためだった。僕は結婚相手の女性も知っていて、披露宴は仲間内で青山のスナックで挙げ、記念に作ったTシャツのイラストを描いた。

 それから、コピーライターの仲間たちと、様々な仕事をさせてもらった。特にその後輩のコピーライター(僕より2歳年長)とはよく飲んだ。当初は仕事を出したが、後半は仕事を貰っていた。

 いい想い出ばかりではないが、「劇場」を見ながら、ややっこしいが同時に僕の物語も感じていた。そばで見ていたかみさんが、どんなことを感じたのだろうと思ったが、聞くことはなかった。感想は疲れてしまったが、面白かった。

 「劇場」は今年になって、82本目だった。

posted by トモ兄 at 12:38| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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